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カブでエンデューロレースに出る理由
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    エンデューロレースは長時間オフロードを走る競技で、言うまでもなくハードなスポーツだ。ガングリオンとかどこそこのコダワリとか、多少の気脈の詰まりから来る不調なんてレース後に解消してしまうほど(強制的に血流で押し流されるのだろう)で、これよりきついスポーツをボクはやったことがない。
    心身の緊張も激しく、スタート前には武者震いとも「俺はココにいていいのだろうか?!」という気弱の虫ともつかぬ震えで、昂ぶっているのかスタート前に後悔しているのか、よくわからない状態になるし、下手くそゆえ人一倍難所にハマって苦労するし、開始数分で「おうちに帰りたい」「素数を数えて落ち着くんだ」「うおおおおやってやるぜ!」というRPGでいう「こんらん」状況に陥ったまま、タイムアップまで過ごすことになる。完走すれば世界最高峰の山を征服したような、天下を取ったような気分になるし(どっちもやったことないけど)、ケガでリタイヤでもしようものなら自分が水辺の両生類の糞を集めた糞の山ほどの価値もないと痛む箇所を抱えながら落ち込んでしまう、非常に振り幅の激しい激情と言っていいほどの感情を味わうことになる。
    まぁ危険でもあることは否定できないスポーツだし、それに備えるために万全を期すようにはするし、逆に万全なんてものはないということや、「もし何々が起こったらどうしよう?」を起こる前に考えても仕方がないし、起こったら起こったで対応することも重要で、その対応も保険で金がどうこうより仲間を作って(こういう極限スポーツをやっているとその場にいる人は苦行を共にする仲間だと思えるし、実際に秒速で仲良くなる)誰かに頼ったり頼られたりのほうが重要という、最近流行りの「お金より関係」などの、人生の知見がバリバリと実感を伴って得られていくのも魅力です。
    まぁそういう日常をちょっと離れた状況に身を置くエンデューロレースなのですが、レースと言ってもボクが出ているのはWEXという初心者向きレースが主で、しかも毎回リザルトは最下位あたりを探せば見つかる程度なワケです。それでもトレール車(セロー)から一昨年ミニモトながらレーサー(KX85)に乗り換えて、バイクをステップアップしました。そしてKXを買ったのが嬉しすぎて、1日でKXとカブのダブルエントリーで2本走ったりとしながら「やっぱレーサースゲェなぁ!」「カブはやっぱオフ向けじゃないなぁ(当たり前)」とか思いつつ、これからフルサイズレーサーのYZ125Xあたりにステップアップかなってのが普通かと思うのです。
    ですが、そういう風に順調に日常から離れた速さを求めていくこと、それがレースの本道なのですが、「ん?ちょっとこの修業は、つきつめて道具も全てレーシング仕様にしていくと、なんていうか、日常の身体使い、生活へのフィードバックがかえって少なくなるぞ。」ということを考えるようになったのです。
    逆にカブは乗れば乗るほど「普段使いのカブでここまでイケルのか!」という驚きがありました。普段使いの身体を使っている、そして武術もバイクも普段使いの身体使い能力アップの修行のためと思っている自分としては、レーサーを乗り継いでいってもっと上のクラスでもっと速さを求める、というのは、なんか違うなと思い至るようになりました。
    それよりは普段使いの身体で普段使いのバイクを使い、非日常の修行をしたほうが、自分の目的とする「日常が壊れ(ケガ病気事故災害など)てもなんとかできると思える強さ」に近づけるような気がするのです。

    というわけで、WEX鈴蘭はモペットクラスで出ますね。前日の診療はお休みします。

     

    JUGEMテーマ:車/バイク

    | バイク | 15:06 | comments(0) | - | - |