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居室待機

書を持ち野に出よう
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磯野家の息苦しさ
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    磯野家って息苦しいなぁ、と思います。 「個人が許されない」んですよね。 物理的にも、あの一家は誰も「自分の空間、自分の時間」を持っていません。 特に女性にそれが顕著です。親子とはいえ、フネとサザエという女性は常に、常に一緒にいるわけですし、家の外に出た所で「サザエさんったらあんなことしてたのよ」と、周囲ご近所含めて、水も漏らさぬ相互監視&密告のシステムが出来上がっております。ゲシュタポでもこんなに上手くは出来なかったでしょう。 「俺の勝手」は許されず、それは家長であるナミヘイも「家長の役割」を担うことを常に強いられます。 「カツオがこんなことをしたのよ、お父さん叱って下さい」 「カツオこっちへ来なさい、バカもーん!」 という対応を常に求められます。 「めんどくせぇ、俺はそんなん、どうでもええと思うわ。あんたが不快なら自分でそう言えよ。」は、ナミヘイには許されません。 社会人としての自分を演じた後は、家に帰れば家長である自分を演じる。 ナミヘイ、オマエ自身はどこで出すんだ? その答えが唯一の息抜きである通勤途中のおでん屋に寄って酔いつぶれること、なんでしょう。しかしながらそれも高い確率で知人に出会い、間が悪ければ(良ければ?)娘婿のマスオさんや甥っ子のノリスケに「お父さんしっかりしてくださいよ」と敬愛に満ちた肩組で送られるわけです。 なんでしょうね。 町内にしっかりと張り巡らされた相互監視と、うわさ話という相互密告システム。「人様に顔向け出来ない」という共通した倫理観、そのベースとなる「確固とした」常識。 余計なお世話、にも思える、「思いやり」という同調圧力。 そうですね、どこをどう取っても「同調圧力」が激しく、異物を許さないわけです。 それにどっぷりと浸かれば、それもまた、快適なんでしょうか。 サザエさんを皆が愛していた昭和のあの時代、それを快適とした「世間」というものがあったのでしょうか? もしかして、今もあの「同調圧力に満ちた同じ常識にどっぷりと浸かる世界」に対する憧れを感じる層があるのでしょうか? それとも、私がズレているだけなんでしょうか?
    | 世の中 | 03:08 | comments(0) | - | - |